WAF選定のポイント
WAF選定にあたっては、シグネチャの性能が重要です。シグネチャの性能を測る物差しとして、2種類の誤検知「偽陽性」と「偽陰性」が少ないことが要求されます。
「偽陽性」と「偽陰性」とは
WAFによる攻撃判定は、パターンマッチ技術によるため、どうしても誤検知の可能性があります。
- 偽陽性(false positive):利用者からの正当なリクエストを誤って攻撃と判定すること
- 偽陰性(false negative):攻撃であるのに攻撃と判定せず見逃すこと
偽陽性があると、利用者の正答な要求をブロックしてしまい、サービスが使えなくなります。偽陰性があると、そのパターンを用いた攻撃に対する防御ができません。
どちらの誤検知もないにこしたことはありませんが、偽陽性があるとサービスが使えなくなってしまうという点で、良いWAFの条件として、偽陽性が少ないことが重要です。
日経SYSTEMSの評価結果
この点について、筆者代表の徳丸浩が日経SYSTEMS誌の企画で主要5製品の評価をしたことがあります。この際にもっとも高評価だった製品が、株式会社ジェイピー・セキュア社のSiteGuardでした。
HASHコンサルティングは、SiteGuardおよびSiteGuard Liteの正規販売代理店として、これらWAF製品の販売を開始しています。サービスメニュー